主にプログラミングに関して。Python, .NET Framework(C#), JavaScript, その他いくらか。
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C#: Couchbase Liteを使ってみる

                
 .NETのプロジェクト一覧を見ていたらCouchbase Liteというドキュメント指向のデータベースが目についた。ドキュメント指向でいくらか有名なcouchbase serverのローカル版、RDBでいうところのSQLiteの立ち位置だろう。ユーザーがどれほどかはわからないが、WindowsデスクトップはもちろんiOSやAndroidも含めてかなり広い環境で使えるようになっているようだ。もちろんC#、Objectice-C、Javaなど様々な言語から使える。

 オプソになっているのでコードを見たければGithubへ。
https://github.com/couchbase/couchbase-lite-net

 VisualStudio2013環境で使ってみる。データベースを使うアプリケーションはデスクトップのWPFでやる。ターゲットCPUをAny CPUにしておくとビルド時にエラーが出るので64なり86なり考えて設定しておく。
https://github.com/couchbase/couchbase-lite-net/issues/355

 公式ドキュメントのGettingStartedを参考に準備をする。Couchbase LiteはNuGetを使えば依存関係も含めてプロジェクトへインストールされる。
http://developer.couchbase.com/mobile/get-started/get-started-mobile/net-mobile/create-new-project/index.html

 公式ドキュメントでデータベースの作成からクエリなどがある。データベースの初期化はManagerクラスにDirectoryInfoでデータ保存に使うディレクトリを与える。GettingStartedではDirectoryInfoを与えずにManagerを呼んでいるが、WindowsでそれをやるとマイドキュメントのAppDataというデフォルトで不可視のディレクトリにデータが保存されるので個人的に好みでない。
var dirInfo = new System.IO.DirectoryInfo(System.IO.Directory.GetCurrentDirectory());
var manager = new Manager(dirInfo, ManagerOptions.Default);


 CRUD操作はドキュメントそのままにやるだけ。とりあえず適当にドキュメント(RDBでいうところの行)を保存してみる。CDアルバムを一件のデータとして想定した。
var document = db.CreateDocument();
document.Id = "id_x" + i.ToString();
var properties = new Dictionary<string, object>()
{
{"albumTitle", "title" + i.ToString()},
{"artist", "artist" + i.ToString()},
{"titles", new List<string>{i.ToString()}},
{"files", new List<string>{i.ToString()}},
{"updated_at", DateTime.Now},
};
var rev = document.PutProperties(properties);
Console.WriteLine(rev);

DateTimeオブジェクトはToStringメソッドで文字列にして渡してもあとで使うときにDateTimeオブジェクトとしてもどってきていたのでToStringメソッドを抜いている。
 IDによるドキュメントの取得は下記のように。
var docById = db.GetDocument("id_x1");
Console.WriteLine(docById.GetProperty("albumTitle"));

 クエリはぼくが今まで使った他のデータベースと違って特徴があった。RDBならSQLを書けばよかったしMongoDBならdb.cd_album.find({artist:"Taylor Swift"})というふうにメソッドにJSON(あるいはそれを模擬する辞書型データ)を渡せば、条件にそったフィルタリングなどをして必要なデータを返すものが用意されていた。
 couchbase lite(おそらくcouchbaseも)ではViewというものを使う。Viewにストアされたドキュメントを必要な形にマッピングする関数をセットする。ストアされたデータをそのままひっぱってくることもできるが、必要なデータだけをひっぱってきて使いやすい形に整形する。ラムダ式を使って書けるようになっている。
var view = db.GetView("all");
view.SetMap((doc, emit) =>
{
emit(doc["albumTitle"], doc["artist"]);
}, "ver1");


var vQuery = db.GetView("all").CreateQuery();
docs = vQuery.Run();
foreach (var doc in docs)
{
Console.WriteLine("key: " + doc.Key);
Console.WriteLine("value: " + doc.Value);
}

関数emitに渡す第一引数がKey、第二引数がValueとして結果がマッピングされるようになっている。ちなみに同様のことはMongoDBでもできる。

 DateTime型を渡したupdated_atの値でフィルタをかけたければ以下のように書ける。
var view2 = db.GetView("datetimeFilter");
view2.SetMap((doc, emit) =>
{
if ((divTime.CompareTo((DateTime)doc["updated_at"])) > 0)
{
emit(doc["albumTitle"], doc);
}
}, "ver1");

マッピングの概念などは幸いに過去の公式ドキュメントが日本語化されたものが読める。
http://docs.couchbase.com/prebuilt/translations/jp/couchbase-manual-2.0-ja/couchbase-views-writing-map.html

 Couchbase Liteを使う利点はJSON形式でデータが保存できて、クロスプラットフォームなところだろう。でもこれってJSONじゃないけどSQLiteで……ユーザの数からしても困った時に解決法を探しやすいのはSQLiteのほうではないだろうかとは思う。
 クエリをRDBのようにSQLで行うわけでなく、同じドキュメント指向であるMongoDBのように指定されたメソッドに条件を与えて行うわけでもない。自分で処理する関数を書いて使える形にマッピングする。けっこう特徴的で面白いデータベースだと思う。
            

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